2015.07.06 《「中丸三千繪 with 鈴木大介 & 桂米團治」@ 池田アゼリアホール》
中丸三千繪さんが興奮した! 会場の聴衆が興奮した! そして、何より私が興奮しました(*^o^*)/
5日(日)、大阪府池田市天神にある池田市民文化会館アゼリアホールでのアンコールでの出来事♪
この日は、いけだ市民文化振興財団がアフリカの砂漠で木を植えている日本青年を支援する会とともに開いたチャリティーコンサートだったのです。
アフリカの干ばつ化でサハラ砂漠周辺の緑地帯を回復すべく活動を24年にわたり続けているNGO団体「緑のサヘル(岸辺)」を応援するための
公演で、毎年名だたる音楽家が出演!
今年は世界中で活躍されているソプラノ歌手、中丸三千繪さんをお迎えし、そこに天才ギタリストの鈴木大介さんが加わり、私の司会で進行するという、私自身がとてもワクワクする構成で行われましたo(^-^)o
大入満員の会場に、華麗な歌声が響きわたります( ^o^)ノ
ヘンデルの「オンブラ・マイ・フ」「私を泣かせて下さい」、ドヴォルザークの「我が母の教えたまいし歌」「月に寄せる歌」と、歌曲やオペラアリアが続いた後、日本の唱歌が披露されました。
「富士山」「赤い靴」「宵待草」「初恋」「かあさんの歌」と、情趣たっぷりに紡がれて、しばし夢の世界へ──。
ピアノ伴奏の安達朋博さんとの呼吸(イキ)もピッタリ♪
また、インタビュータイムでは、中丸さんの意外な趣味が判明し、会場全体にどよめきの声が走りました。
それは、彼女が航空免許とスキューバーダイビングの免許を持っているということ!
飛行機は(セスナなどの)自家用単発機、スキューバーは水深40mあたりまで潜れるそうです。
探求心旺盛でいらっしゃる!
この意欲と集中力が、「ルチアーノ・パヴァロッティ・コンクール」や「マリア・カラス・コンクール」を初めとする数々の国際コンクールにおいて、優勝という金字塔を打ち立てることに繋がったんでしょうね。
プッチーニのオペラ『ジャンニ・スキッキ』より「私のお父さん」で、前半が終了。
後半は、ギターリストの鈴木大介さんとのデュオ、シューベルトの「アベ・マリア」でスタート♪
鈴木さんのギターソロが3曲(「禁じられた遊び」「カヴァティーナ」「アルハンブラの思い出」)続いた後、再びデュオで、カザルスの「鳥の歌」♪
最後は、ヴェルディのオペラ『シチリア島の夕べの祈り』より「ありがとう愛する友よ」を披露♪ なんと、いきなり客席に降りて、熱唱されたのです☆☆☆
もちろん、お客さんは大喜び(o゜▽゜)
実は、この日の開場前に、中丸さんから「段取りはあまり細かく決めずに、会場の雰囲気に合わせていきましょう。何を訊いていただいても大丈夫ですから」と言われておりました。
それで、私は心の赴くままにインタビューをさせていただいくことができたというわけ(^-^)
で、アンコールの拍手が続く中、舞台袖で彼女は「4人でガーシュインの『サマータイム』をやりましょう。米團治さんも一緒に歌って!」と言うなり、私の手を掴んで舞台に引っ張り出したのです。
「皆さま! 今からこの4人でガーシュインの『サマータイム』を演奏します。鈴木大介さんのギター、安達朋博さんのピアノ、そして私と米團治さんのデュエットで!」
私は目が点になりました(°°;)
天下のソプラノ歌手、中丸三千繪とデュエット…しかも、即興で(*_*;
有無を言わさず、前奏が鳴り出します♪
嗚呼、どうしよう(゜o゜;)
ほどなく、真横で彼女のメッチャええ声が響き渡ります♪♪♪~♪
こんなん、どないせえっちゅうねん(?_?;
地声ではとても無理や…。よし、一か八か、裏声(ファルセット)で!
なんと、これがピタッとハマったのです!!
自分でもビックリ(*´∀`*)ノ
中丸さんも興奮! 客席も興奮! そして、何より私が一番興奮したという次第 !!
終演後、興奮醒めやらぬ楽屋で記念撮影(^^)(^-^)(^o^)(^_^)
この日、客席で観ていた妻からも「あんた、度胸あるね。ヒヤヒヤしたけど、うまいこと行ったやん。けど、最後のピアニシモのええとこまで歌わんといて。あそこは中丸さんだけで聴きたかったわ」と言われました(^-^;)
中丸さん、本当に有難うございました。この日のサプライズは一生忘れません(^人^)
それから、アゼリアホールのレストランのお弁当も大変美味しかったです( ^o^)
そういや、ここでは今年の4月に「いけだ落語ウィーク」の“お座敷遊び”で盛り上がったばかり。
想像以上の興奮が得られるのが池田なのかもしれません。今年11月の“桂米朝追善興行”も乞う、ご期待!