2015.09.19 《「南光 米團治 正蔵 三人会」@ サザンビーチホテル&リゾート沖縄》
17日(木)から18日(金)にかけて、私は沖縄を満喫(^o^)/
沖縄県糸満市にあるサザンビーチホテル&リゾート沖縄が初の試みとして企画した落語会──、お蔭さまで大成功を収めました!
17日(木)の夜遅くに那覇空港に到着した我々噺家一行を、ホテルの方々が歓待して下さり、沖縄料理「ぱいかじ」へと直行──。ちなみに、「ぱいかじ」とは「南風」のこと。
オリオンビールで乾杯した後、泡盛のオンザロックをどんどんいただきました(^^)/
「南光」という銘柄があったので、「南光兄さん! 同じ名前の泡盛がありますよ」と言うと、「いや、それは飲み飽きてんねん。沖縄へ旅行した人からしょっちゅう土産にもらうんや。私は“菊の露”を注文します」との返答。「じゃあ、お兄さんは“菊の露”で、僕は“南光”でいきましょう…うん、南光もええやん。南光、なかなかやるなぁ」と、とことん“南光”を呼び捨てにしてしまいました(^0^;)
海ぶどう、ゴーヤチャンプル、素麺チャンプル、ラフテーなどなど、郷土料理と泡盛で上機嫌になり、その日は熟睡☆
翌朝──。
最高の景色に気分爽快。さぁ、宴会場での“ランチ&落語会”の始まりです。
“敬老会スペシャル”と銘は打たれていましたが、若い方も結構お越し下さいました☆☆
実は開演前、かなり不安な心持ちだったのです。というのも、沖縄では殆んど落語会が開催されておらず、私自身も20年以上前に那覇で米朝の前座を一度勤めただけ。それ以降、落語で訪れたことはありませんでした。当然、今回「生で落語を聴くのは初めて」という人が殆んど。どうなることかと心配しましたが、嬉しい誤算(^^)/ 前座から大ウケ(^O^)v
『牛ほめ』 はな平
『味噌豆』 正蔵
『桃太郎』 米團治
『義眼』 南光
トリの南光兄さんが降りても拍手鳴り止まず──。喜んでいただいたという実感が湧きました!
ご来場、心より感謝いたします(^人^)
なんと、別室で記者会見の席が設けられてあり──、
終演後はホテルスタッフの方々に「沖縄で一番」の評判を取ったソーキそばの店「いしぐふー」に案内していただき──、
炙りソーキ(豚肉)の味を堪能(^o^)
その後、ホテルスタッフの一人、知念満さんの運転で、斎場御嶽(セイファーウタキ)まで連れて行っていただきました(^^)/
何より天候に恵まれたのが有難い!
道中、尚円王に代表される琉球王国の歴史や、沖縄の天孫降臨伝説アマミキヨの話をうかがい、大変勉強になりました(^O^)v
久高島に向き合う御拝所では、とても神妙な気持ちに…_(._.)_
近年は宮古島を訪ねることが多かった私ですが、久しぶりに本島南部を訪れ、また一つ沖縄の良さを知ることができました。
夜にはまたホテル近くの「漁民食堂」で美味しい沖縄の魚料理に舌鼓を打ちながら、沖縄人気質について教えていただきました。
「落語会を開催するには、土日祝日は勿論のこと、平日でも昼間のほうが良いと思います。なぜなら、沖縄の人は模合(モアイ)という組織(内地で言う頼母子講)に入っており、夜になるとその関係の飲み会がよく行われ、それを欠席すると罪の意識に苛まれるのです」
仕事は休めても、模合は休めぬ沖縄人──。いやはや、原日本人気質を感じた次第(^-^*)
総支配人の柳内和子さんをはじめとするホテルスタッフの皆様! 心の籠もったおもてなし、まことにありがとうございました☆☆☆
また伺いますね(^-^*)