2015.09.21 《井村雅代さんとの対談》
20日(日)は大阪・西成の動楽亭昼席の出番でした。
ざこば兄さんが席亭を勤める動楽亭──。毎月1日~10日は米朝事務所所属の噺家で纏められ、11日~20日は所属関係なく全ての噺家から選ばれます。江戸の落語家が登場することもあります。
この日は天気も良く、連休の真っ只中。バラエティー豊かな顔ぶれが揃い、大勢のお客様が詰め掛けて下さいました(^^)/
『動物園』 鯛蔵
『犬の目』 佐ん吉
『たけのこ』 枝三郎
『こぶ弁慶』 八方
〈中入〉
『淀の鯉』 米團治
『薮入り』 慎悟
沢山のご来場ありがとうございました(^人^)
落語という芸は一人の演者が多くの聴衆に向かって語りかけますが、その時、聴衆の笑い声が大きければ大きいほど演者は元気になります。そして、同時に聴衆にも元気が漲るのです。では、その逆の場合はどうなるでしょう。演者はエネルギーが吸い取られ、元気がなくなります。では、そのエネルギーは聴衆が吸い取ったのかと言うと、そうではありません。聴衆も元気を失うのです。不思議なものですね。落語には質量保存の法則が当てはまらないようです(^◇^;)
波長が合えば、1対1でも互いが元気に成り合える!
今回の毎日新聞の紙上対談は、それが顕現化しました(^o^)(^^)/
“おんなのしんぶん”紙面の連載「米團治の粋な噺で行きましょう」のお相手は、シンクロナイズドスイミングの指導者、井村雅代さん!
日本のシンクロナイズドスイミングを世界の舞台へと導き、「シンクロの母」と呼ばれている名コーチです。
小谷実可子、奥野史子といった名だたるオリンピック選手を育て上げた井村さん──。2004年と2008年、二度のオリンピックでデュエットの立花美哉&武田美保組を二度とも銀メダルに導いた後、一旦、ヘッドコーチを退かれます。
その間、中国政府から依頼を受け、それまでメダルのなかった中国のシンクロ界に銅メダルをもたらしたのです!
昨年、10年ぶりに日本のヘッドコーチに復帰するや否や、久しぶりに日本に銅メダルをもたらし、来年のリオデジャネイロ大会に向けて大きな期待が寄せられている「時の人」なのです。
いやぁ、彼女の喋りは素晴らしい! 初対面とは思えぬスピーディーなテンポで進行しました( ^-^)(^-^*)
典型的な“大阪のおばちゃん”の喋り方で、ぐいぐい来られるんだけど、一言一言に無駄がない。全て的確に、最後には僕の性格まで見抜かれてしまいました(^0^;)
「普通を上げる」──、深い言葉だと思います。
何より、彼女の立ち姿のカッコええこと!
首の角度と目線があらぬ方向を向いていました(*゜▽゜)ノ
でも、私のケータイで撮ってもらった一枚に、いいのがありました。
どうです。これなら、デュエットで足を引っぱらないように見えるかと…( ^-^)( ^^)/
対談では、「売国奴」と揶揄されながらも、なぜ中国選手のために力を注いだのかという私の質問に、本音で答えて下さいました(9/21朝刊)。
こんな方こそJOCか組織委員会の会長に就任されたら良いのになぁと思った次第(^0^;)
ますますのご活躍を期待しております☆☆☆