2015.10.01 《伊豆半島──この素敵な世界!》
伊豆半島は素敵! なぜなら、関西人が居ないからではないかしらん(^0^;)
私も伊豆半島へ行く機会は少ないのですが、行けば必ず思います。「なんて素敵なとこなんだろう!」と。
晴れている日はもちろん、雨の日でも木々の緑の美しさに心癒されるのです。
そして──、関西弁が聞こえて来ない!
どの観光地に行っても(中国人ほどではないにせよ)声の大きさで目立ってしまう関西人。いや…かく言う私も声の大きな関西人であり、関西をこよなく愛する一人なのではありますが、例えば北海道の雄大な自然を満喫している時に「お~、ええがな、ええがな。写真撮ってもらお!」てな関西弁が聞こえてくると、ちょっと興醒めするのです(*_*;
その点、伊豆は違います。まず関西弁を耳にしません。どうやら、伊豆には関西人が滅多に来ないみたい(^-^*)
北海道でも東北でも沖縄でも、伊丹か関空から飛行機に乗れば1~2時間で着くので、実はそこらは関西人にとって手軽な観光地となっているのですが、伊豆は大阪からは行きにくい。
東京からだと新幹線で熱海へも三島へも小一時間。在来線でも「スーパービュー踊り子」をはじめとする特急に乗れば、東海道線~伊東線~伊豆急行線と、乗り換えなしで下田まで行けますが、大阪からだと新幹線でも二時間半から三時間以上かかるのです。三島や熱海に停まる「ひかり」が少ないので、こだま乗り継ぎになることが多く、東京へ行くより時間を要する場合も少なくありません。
実際、新大阪駅の旅行代理店には伊豆のパンフレットは一枚も見当らず…。
距離のわりに時間がかかるという不便さからか、関西人は殆んど伊豆に行かないようです。逆に言えば、伊豆は関西人が“関西色”から逃れたい時の最高の保養地と言えるのかもしれませんね。
ようやく伊豆の良さを知った私のオススメポイントをそっと申します。
[1]伊豆山神社
伊豆半島の付け根に位置し、太古の昔から伊豆と箱根をどっしりと守護している神社。
ご祭神は正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊(マサカアカツカチハヤヒアメノオシホミミノミコト)、拷幡千千姫尊(タクハタチヂヒメノミコト)、瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)の三柱。
赤白二龍(セキハクニリュウ)の伝説が有名。『走湯山縁起』には「赤白二龍交和して臥す。その尾を箱根の芦ノ湖につけ、その頭は伊豆山の地底にあり、温泉の湧く所は龍は両眼二耳鼻穴口中など」と記されています。赤龍が火、白龍が水で、火水(カミ)…すなわち龍神となるんでしょうね。
源頼朝と北条政子の逢瀬の地としても有名。
いつか、奥宮登拝を実現しようと画策している私です(^-^*)
[2]来宮神社
こちらも伊豆半島の付け根部分、熱海駅から程近い所にある神社。
ご祭神は大己貴命(オオナモチノミコト)、五十猛命(イタケルノミコト)、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の三柱。
樹齢約2000年と言われている大楠(オオクス)が有名。
幹の太さ(周囲の長さ)が約24メートルもあると言うから驚き!
ちなみに、伊豆国一之宮は、三嶋大社です。
[3]伊豆スカイライン
伊豆半島を縦断する自動車道路。眺望が素晴らしい! 殊に、熱海峠から韮山峠にかけては、天気が良ければ富士山が綺麗に見えるし、雨であっても緑が穏やかで風情があります。
一般道の西伊豆スカイラインも眺め抜群!
[4]大室山
約4000年前の噴火によってできた山。火口へは大室山リフトで上がることができ、そこからは360度のパノラマが楽しめます\(^o^)/
こちらには伊豆の国パノラマパークロープウェイがあり、富士山を望む景色が楽しめます(^-^)/
[6]城ヶ崎海岸
東伊豆の代表的海岸。断崖絶壁に打ち寄せる波の雄々しさは、筆舌に尽くし難いほど!
[7]修禅寺
弘法大師が開いた寺。当初は真言宗でしたが、のちに臨済宗となり、現在は曹洞宗となっています。
近くには弘法大師が発見した霊泉独鈷の湯があります。
境内の手水舎に湧き出ているのは、なんとお湯! 温泉なのです。
このあたりは、わさびの名産地としても有名。綺麗な水であればこそです(^-^)
ウォーキングには河津七滝がオススメ。
波に浸食された岩がハート型になっていることから話題を呼んでいます( ^-^)(^-^*)
[10]その他
『伊豆の踊り子』『修禅寺物語』といった小説になり、『城ヶ崎ブルース』『天城越え』といった歌が生まれた伊豆半島──。
景勝地はまだまだ沢山あります。
古代史的には、伊豆と出雲の関係性も気になるところ(^-^;
実り豊かな伊豆の国は最高の保養地だと思います。でも、関西からの旅行客が増え過ぎないようにと、心の片隅で思ってしまう私です(*^o^*)