2016.02.03 《 山折哲雄さん出演 on KBS京都ラジオ 》

0203①

毎週水曜日の夕方5時半からKBS京都ラジオで放送されている「本日、米團治日和。」──。

今回は宗教学者の山折哲雄さんがゲストにおいで下さいました(^^)/

0203②

京都の洛西にある国際日本文化研究センターの名誉教授でいらっしゃり、また千葉県佐倉市にある国立歴史民俗博物館の名誉教授でもあられる山折先生──。

とても今年85歳を迎えられるとは思えません。メッチャ若々しい!

実は、今月20日に開幕する狂言オペラ『コシ・ファン・トゥッテ』の実行委員の一人でもあるのです。

そんな誼(ヨシミ)で、この度、スタジオにお越し下さったという次第(^人^)

対談は実に楽しく進みました( ^o^)(^-^*)

今回、長年、京都にお住まいの山折哲雄先生が、なぜ流暢な標準語を話されるのかという理由が分かりました。

浄土真宗西本願寺派の僧侶だった山折さんのお父様は、岐阜県出身ながら岩手県花巻市へ婿養子として結婚。ほどなく北米での布教任務の命を受け、サンフランシスコ滞在中に、ご自身が誕生。就学時にはお父様の勤務先が築地本願寺に変わったため、東京の小学校に通学。この時に今の言葉のアクセントが身に付いたのだとか。

以降、戦争のために花巻へ疎開し、仙台の東北大学に通学するに至っても、標準語のアクセントが変わることは無かったのだそうです。

五年に一度は住む場所を変え、ご自分を「遊牧民族のような暮らしぶり」と評する山折先生ですが、国際日本文化研究センターに赴任し、京都に住み始めてからは「もうここから他所(ヨソ)へ移ろうとは思わなくなった」とおっしゃいます。

京都人の「懐の深さ」についてのトークでは、日本人の宗教観とも絡めた“深イイ話”となりました☆

また、ご自身の臨死体験の話を事細かに披露して下さり、密教の奥義にまで話が広がりました☆☆

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男と女の戯れ事がテーマとなっているモーツァルトのオペラ『コシ・ファン・トゥッテ』の話をしているうちに、「愛欲の精神史」へと話題が移り、歓喜天(ガネーシャ)に対するインド人と日本人の捉え方の違いを解説して下さいました☆☆☆

「先生!    じゃあ…その、伊豆の下田にある“エロ寺”に行きますね!」

こんな発言がどんどん飛び交う収録となったのです(^◇^;)

これは休憩中にうかがった内容ですが、日本人の宗教観についての話をしていた時に、「一言で表わすなら、信仰嫌いのお骨好き。宗教嫌いのお墓好き。これが日本人かな」と仰った山折先生のお言葉──、今なお、頭にこびり付いています(^-^*)

とにかく、めっちゃ面白い!    3日(水)と10日(水)の二週にわたり放送されます。

京都・滋賀・大阪以外の方は「ラジコ・プレミアム」に加入して聴いて下さい(^o^)/

0224NHKホール

そうそう、狂言オペラ『コシ・ファン・トゥッテ』のチケットご購入は、チケットぴあ0570-02-9999(Pコード  276-413)。お問い合わせは、ヴォイシング06-6451-6263までどうぞ!