2016.03.03 《「桂米團治独演会」@ 和歌山県民文化会館小ホール》
2日(水)は和歌山音楽愛好会フォルテ主催による毎年恒例の「桂米團治独演会」が開かれました。
クルマに鳴物・衣裳を積み込み、慶治朗の運転で近畿道~阪和道を利用し、いざ和歌山市へ──。
ここ数日、寒さがぶり返しておりますが、この日は良い天気に恵まれ、紀ノ川S.A.からの眺めも、ゆったり気分( ^-^)
今回の会場は和歌山県民文化会館小ホール。音響・照明チェックを済ませ、いざ本番!
前座から、よく受けました(^o^)/
『道具屋』 二葉
『七段目』 米團治
『ぜんざい公社』 ちょうば
『鹿政談』 米團治
〈中入〉
『猫の忠信』 米團治
沢山のご来場、心より御礼申し上げます_(._.)_
この日は三席とも自分としてはまずまず思い通りに演じることができたかなと感じた次第(^◇^;)
でも、先代の南天師匠の言葉にあるように「他人(ヒト)のこと分かる、我が事わからん」ので、どうぞ忌憚のない感想をお寄せ下さい(^人^)
特筆すべきは、客席の最前列に一人の幼稚園児が座り、一生懸命聴いて、時々笑ってくれたこと!
一席目の高座の時から彼の存在が気になり、ほかの出演者に「幼稚園児かな」と話せば、ちょうば君が「まさか、そんなことはないでしょう。小学校の一年か二年生ぐらいじゃないですか。でも、しっかり聴いてますね」と言うので、中入後に私は高座からその子に問いかけた次第。「君、何年生?」と訊いたら「何年生でもない…幼稚園」と答えたので、「どこの幼稚園?」「何組?」と矢継ぎ早に質問すれば、どんどん大きな声で返答してくれるようになり、会場に一体感が生まれました(*^o^*)/
「和歌山ひかり幼稚園」の年長組(バラ組)の男の子、会場を和ませてくれて、ありがとう(*'▽'*)/
浄瑠璃が縦糸に、男と女の戯れ言が横糸となり織り成していく『猫の忠信』でも大いに笑ってくれたので、“おじさん”は嬉しかったです(^^)/
バブル経済の頃は若年層への落語の働きかけに消極的であった私ですが、この日を境に若年層へ向けて積極的に動くことになるやもしれません☆