2016.03.19 《「米朝一門 出前寄席」in 島根県邑南町【後編】》
前夜は「天空の宿 おおなん──いこいの村 しまね」で熟睡した我々一行。
翌18日(金)は同じ邑南町にあるケアハウス「ゆめあいの郷」での“出前寄席”(^^)/
「ゆめあいの郷」に入居されている人達だけでなく、ディ・サービスで通うお年寄りも含めてのお客様を前にしての落語会なのです。
『動物園』 慶治朗
『時うどん』 歌之助
「太神楽」 ラッキー舞
『桃太郎』 米團治
最後は踊りも披露させていただき、“米朝締め”で賑々しくお披楽喜(´V`)♪
主催者の方々から石見のお米やお酒など、沢山お土産を頂戴しました。感謝一入(^人^)
さて──。
今回の巡業で運転手役も勤めて下さったスタッフの糸川知恵子さんが「出雲空港の飛行機の時刻までまだ時間がありますので、どこか寄りたい所があれば仰って下さい」と言われたので、私は間髪を入れずに「JR三江(サンコウ)線の宇都井(ウヅイ)駅へお願いします」と返答。というのも、前日に邑南町を紹介する小冊子を読んだ時、「今、鉄道ファンの間で話題になっているのがJR三江線の宇都井駅。地上20メートルの高さにホームがあるため、116段の階段を昇らなければなりません。それゆえ“天空の駅”とも呼ばれています。廃線の噂が流れているJR三江線。今のうちにご覧あれ」と書かれてある件りが気になっていたのです。
尤も、晴れてたら、神社好きの私ゆえ、どこか神さんまいりをお願いしたと思うのですが、この日は朝からずっと雨だったので、この駅舎に惹かれたというわけ(^◇^;)
いやぁ、行って良かった!
地上から見上げる駅舎は、異次元への入口のようでした(^-^*)
各踊り場ごとに「あと○○段」という看板と地元の小学生によるメッセージが貼り付けてあり、息を切らしながらも楽しく頂上(ホーム)まで登ることができました(^o^)/
眼下に広がるは石州瓦(セキシュウガワラ)が施された家が点在する田園風景。それをホームから見下ろすさまは、まさに“天空の駅”!!
線路の行く先には、どちらもトンネルが異空間にいざなうが如く、口を開けて待っています。
噂では廃線の方向で話が進んでいるそうですが、いつまでも残していただきたいなぁと切に思った次第☆☆
そこから、クルマは過日の大雨でかなりの樹木が倒れたままになっている江の川沿いを走り、邑南町~美郷町~飯南町~雲南市を経て、出雲空港へと到着。
飛行機待ちの間に、割子(ワリゴ)蕎麦を食べて、今回の旅は終了(^-^)/
島根県は細長い形をしていますが、なかなか奥行きのある県ですね。
石見国に限っても、これまでは沿岸部の益田市や大田市には落語会などで何度か訪れたことがありましたが、邑南町は全く初めて。いい勉強になりました(^人^)
実は、邑南町は2004(平成16)年に羽須美村と瑞穂町と石見町が合併してできた町なのだとか。邑智郡の南部に位置するところから「邑南町」と名づけられたのだとか。どうやら旧町村同士、反目することなく、協調しておられるようです( ^o^)(^-^)(^-^*)
おしゃれで優雅な田舎空間──これぞ、おおなん☆☆☆