2016.10.22 《学校公演──京都府立網野高校での落語鑑賞会》
秋たけなわ(^o^)/ この時期は、小・中・高校の生徒さんに向けての落語会…いわゆる学校公演が続きます。
20日(木)は丹後半島にある京都府立網野高校での落語鑑賞会がありました。
私は自分のクルマに東京帰りの米紫くんを乗せ、中国道~舞鶴道を2時間15分ひた走り。
以前は道中にかなりの時間を要した丹後半島ですが、高速道路が徐々に延伸して行くお蔭で、所要時間も徐々に短縮する傾向にあり、嬉しいかぎり(^-^)
網野町は、かつては宮津市とは別に丹後半島を包括する与謝郡(網野町・伊根町・岩滝町・大宮町・加悦町・久美浜町・丹後町・野田川町・峰山町・弥栄町)の独立した一つの町でした。
ところが、「平成の大合併」で、京丹後市(網野町・大宮町・久美浜町・丹後町・峰山町・弥栄町)と与謝野町(岩滝町・加悦町・野田川町)と伊根町に統合され、今日に至っています。
ここには“鳴き砂”で有名な「琴引浜」や、与謝郡伊根町の宇良神社とともに浦島太郎伝説の発祥地として知られる「嶋児神社」があります。
以前、何度か訪れたことのある景勝地ですが、今回は時間に余裕が無いため、網野高校へと直行。
裏手は綺麗な海岸線!
小浜(八丁浜)の景色に少し心を和ませた後、落語鑑賞会の本番です。体育館に設えた高座でしたが、皆よく聴いて下さいました(^^)/
「落語の解説」 米紫&鯛蔵
『狸の賽』 佐ん吉
『動物園』 米紫
『桃太郎』 米團治
最後は生徒さん達と一緒に“米朝締め”をして、お披楽喜(オヒラキ)。
私は再びクルマを走らせ、夜に岡山市で開かれる「米朝一門会」に出演するため、新大阪駅へと向かいます。
「また二時間半の道のりか」と思いつつ運転していると、カーナビに「大宮売神社」なるポイントが出現☆
「あっ、ずっと行きたいと思てた神社や。国道から少し入った所やし、ちょっと寄ってみよう」と、クルマを停めて、参拝──。
正式には大宮賣神社(オオミヤメジンジャ)と書くのだそうで、亦の名を土地の名前から「周枳の宮(スキノミヤ)」とも呼ばれているとのこと。
由緒書を見て驚いた。主祭神の大宮賣神(オオミヤメノカミ)とは天鈿女命(アメノウズメノミコト)のことなんだとか!
そして、配祭神の若宮賣神(ワカミヤメノカミ)とは豊受大神(トヨウケノオオカミ)のことと記されているのです!
かつて周枳の里は、大嘗祭の時に提供する稲を育てる御田…すなわち、悠紀(ユキ)主基(スキ)のうち、主基の斎田に充てられていたことから、この地名が付けられたのだとか。
しかも、小野道風の書と伝えられている古額には「正一位大宮賣神、従一位若宮賣神」と記されているんだって !!
丹後国二之宮ながら、この神社の歴史の深さに、ただただ敬服するばかり。
アメノウズメとトヨウケの関係も大いに気になるところ☆☆
嗚呼、ゆっくり考えている暇は無い。また、改めて探究しよう。
二時間半のドライブの後、新大阪駅から新幹線で岡山へと向かいます。
「米朝一門会」も頑張るぞ☆☆☆