2016.11.10 《桂米朝「名誉市民墓」完成 in 姫路》
父・中川清こと、桂米朝のお墓が姫路の名古山霊苑に完成。
6日(日)、親族・一門・友人が参列する中、その御披露目を遂行しました。
兵庫県姫路市出身の米朝は、かねてより姫路の名誉市民の称号をいただいており、昨年の夏、姫路市からの打診を受け、名誉市民墓(メイヨシミンボ)を作ることを決意。
明・透・渉…中川三兄弟が無い知恵を出し合い、墓石のデザインを考えました。
「上から見たら“米”の字になるっちゅうんは、どやろ」という透の一言が具現化した次第。考古学に詳しい渉が愛媛県高松市まで行って、庵治石(アジイシ)を調達。句碑や腰掛け用の石を「米型」に配置して、唯一無二のお墓を制作──。
石材店の株式会社 石隆さんや、宝積寺の吉井義峰住職をはじめ、多くの方々のご協力を頂戴し、完成に至りました。心より御礼申し上げます☆
当日は九所御霊天神社・高澤宮司が祭主となり、姫路市長の石見利勝氏もご臨席のもと、「納骨祭」「納骨墓前祭」を斎行。
神事の後、姫路商工会議所の宴会場で直会(ナオライ)を開き、親族や門弟、そして父の友人の皆様とともに、楽しいひとときを過ごしました。
ところで──。
今回の名誉市民墓の完成に合わせ、阿保にあった中川家の墓も名古山に移しました。
両親(中川家・桑田家)双方の親戚にもご理解いただき、今回の名誉市民墓の披露目に至った次第。
さて、姫路の名古山霊苑にはお釈迦様のお骨が納められた「仏舎利塔」もあり、霊苑ながら、公園のような明るい雰囲気を持つ苑地です。
また、石碑に彫った米朝の自筆による四季の俳句は、手拭いに染め抜きました。管理事務所横のレストランに置いていただいておりますので、ご用命の方は、そちらでお求めを☆
米朝を愛して下さった皆々様、姫路にお越しの節には、名古山霊苑にも遊び心を携えてお立ち寄り下さい☆
そうそう──。
この日の午前中、私は姫路市立大津中学校におじゃましておりました。
大津中学校「創立30周年」の記念行事で落語を披露するために(^^)/
「落語の解説」 歌之助 & 鯛蔵
『動物園』 鯛蔵
『桃太郎』 米團治
「父を語る」 米團治
体育館での公演でしたが、皆さんよく聴いて、よく笑ってくれました(^o^)/
米朝は旧制 姫路中学出身でしたが、将来、大津中学からも噺家が誕生するかな?