2016.12.11 《「寄席囃子と長唄と落語を楽しむ会」in 松山 》
10日(土)、愛媛県松山市で開かれた「寄席囃子と長唄と落語を楽しむ会」に出演。お客様とともに「笑い」のひとときを過ごしました(^-^)/
松山市はその昔、今は亡き桑原ふみ子(杵屋柳翁)さんが愛媛大学の学生に寄席囃子を教えに来られていた所。当時、噺家になったばかりだった私は、桑原のお師匠さんに三味線を教えてもらっていたのです。お師匠さんが他界された後、寄席三味線奏者の北本二三代さんが遺志を受け継ぎ、現在に至っているのです。
北本さんが学生を教えるようになって25年目を迎えた今年、記念の会が開かれ、長唄の杵屋邦寿さんが応援に駆けつけ、私も招かれたという次第(*'▽'*)
第1部は愛媛大学の学生さんも交えての演奏会で、第2部が落語会。私のネタは、お囃子が沢山入る『地獄八景亡者戯』と、すでにリクエスト済み。ちなみに、この演目は「じごくばっけい もうじゃのたわむれ」と読みます。どうぞ、お見知りおきを(*^-^*)
この日は早くに舞台チェックを済ませる必要があったため、伊丹空港から朝一番の飛行機で松山入り。同行メンバーは弟子二人(米輝・慶治朗)と、マネージャーの粟津美乃理。
飛行機はANAwingsが所有するプロペラ機のボンバルディア。
但し、翼に「ECO Friendly Airline」の文字が印字され、機体の色が「白地に青」ではなく、「白地に緑」なのです。
なんでも、環境に配慮したボンバルディアなのだとか。
この日の会場となった松山市民会館小ホールは能舞台の造りになっていました。
舞台チェックを済ませた我々は、出番までかなり時間があるので、松山市内を散策することに──。
ホンマに久しぶりの市内観光です(*'▽'*)
実は私、これまで何度も松山には足を運んでいたのに、お城に登ったことは無かったのです(^◇^;)
松山城、初体験!
天守閣へは、ロープウェイかリフト、或いはウォーキングという三通りの方法がありましたが──。
「この城なら殿様になりたいですね」とは、粟津マネージャーの弁。
夏目漱石の『坊っちゃん』で有名になった道後温泉本館の「霊の湯」でホッコリ(^-^;)
道後温泉の商店街で見つけた芋舗「芋屋金次郎」の“ゆあがり けんぴ”。
さて、松山市民会館に戻り──。
いざ、本番☆
『子ほめ』 慶治朗
『ちはやふる』 米輝
『地獄八景亡者戯』 米團治
お蔭さまで皆よくウケました☆☆
北本二三代さん、愛媛大学の落語研究会の皆さん、そして何よりご来場下さいましたお客様、心より御礼申し上げます(^人^)
“霧の森大福”や“山田屋まんじゅう”など、伊豫名物を沢山いただき、帰途に就きました。
帰りの飛行機もエコマークの付いたボンバルディアだったので、スチュワーデスさんに「ほかのボンバルディアに比べてどこがエコなのですか」と訊いたところ、「機内照明がダイオードになったのです」とのこと。「それだけ?」と問えば、「いや、ほかにもあると思いますが、具体的には…それだけです」と苦笑い。
伊丹空港に着き、荷物の受け取りを待っていると、さっきのスチュワーデスさんが走ってきて、「あのぅ…」「えっ、サインですか?」「いえ、よければこれをお持ち下さい。パイロットが子供達のために書いた小冊子なんです」と、渡して下さいました。
わぁ、色々と環境への配慮が書かれてあるぞ。それによると、「緑にペインティングされたボンバルディアを見つけたら“エコボン”と呼んで下さい」とのこと(*'▽'*)
エコボン、これからもおきばりやす☆
スチュワーデスさん、おおきに! 次はサインをねだってね(^^;)
日帰りの松山は、充実した旅となりました☆☆☆