2017.08.11 《繁昌亭~恋雅亭》
残暑お見舞い申し上げます。
最も暑い、この時期にこそ熱い高座をお届けせねば…という気持ちで、連日仕事に励んでいます(^◇^;)
今週は10日(木)まで天満天神繁昌亭昼席のトリで出演しておりました。
7日(月)は台風の影響で空席が目立ちましたが、それでも陽気なお客様に支えられ、出演者一同、活気のある高座を勤めることができたと思います。8日以降、尻上がりにお客様が増え、嬉しいかぎり(^人^)
今週の座組は出演順に、桂弥っこ、桂そうば、笑福亭岐代松、真山隼人(浪曲)、林家うさぎ、桂春蝶、〈中入〉、松旭斎天蝶(奇術)、笑福亭仁扇、桂珍念、桂米團治。
今席の話題は二人の色物です。
まずは奇術の松旭斎天蝶さん。昨年、わんだふる佳恵から松旭斎天蝶に改名した時に仕入れた和妻が大好評!
「胡蝶の舞」とも「浮かれの蝶」とも言いますが、和紙をクリッと捻って拵えた雌雄の蝶々を扇で仰いで自在に操る“タネも仕掛けも無い奇術”なのです。
日本古来の手妻、すなわち和妻という言葉がピッタリの芸。(ちなみに、手妻の語源は手を稲妻のごとく瞬時に動かすことから名付けられたのだとか)
わんだふる佳恵の時代から色んな舞台でご一緒してきた松旭斎天蝶さん──。「永遠の25歳」のセリフは健在です(´V`)♪
もう一人は浪曲界の期待の星、真山隼人くん。
小学生の時から数々の浪曲を聴いて育ち、レパートリーの豊富さは瞠目に値します。
御年、22歳! こちらは正真正銘。でも、かなり大人びて見えますが…浪曲界の三谷幸喜とも言われています。曲師、沢村さくらさんとの呼吸(イキ)もピッタリ!
9日(水)の終演後、近くの居酒屋「cocoNano」で酒宴を開き、親睦を深めた次第(^o^)/\(^o^)
また、10日(木)の終演後は私、神戸へ移動し、「もとまち寄席“恋雅亭”」に出演☆
『強情灸』 鯛蔵
『青い瞳をした会長さん』 壱之輔
『須磨の浦風』あと踊り「奴さん」 生喬
『どうらんの幸助』 米團治
〈中入〉
『応挙の幽霊』 小染
『出前持ち』 仁智
会場の風月堂ホールは大入満員のお客様で大賑わい!
一席目からトリまで、笑いの渦が絶えませんでした(´V`)♪
終演後は近くの居酒屋「松屋」で打ち上げ(^o^)/\(^o^)
二日続けてかなり呑んだので、今夜は一休み。明日の福岡行きに備えます。
ところで、11日(金)からの天満天神繁昌亭昼席は露の都ねえさんがトリを勤められます。こちらもよろしゅうに☆