2017.08.18 《愛犬「モモ」、天に召される》

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今年の夏は天候不順ですね。東京では8月に入ってから連日の雨模様。

大阪は暑かったけれど、蝉が鳴く時期が短かったし、深夜に突然雨が降ったりで…やはり曇りの日が多かったように思います。

でも、お盆の儀式はいつものように終わり、季節ははや秋へ──。

実は今年、我が家の愛犬モモが天に召されました。

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12歳と11ヶ月の命でした──。

犬を飼うことになったきっかけは、ざこば兄さんのお宅へ家族で遊びに行った時のことです。そこのトイ・プードル(キロちゃんとキナコはん)を見た瞬間、当時小学3年だった娘のゆかりが気に入り、「ウチも犬飼いたい」と言い出しました。それから、毎日のようにペットショップへ通い、「この子がいい」と言ったのが焦げ茶のミニチュア・ダックスフントだったのです。

「モモ」と名付けられた経緯は、以前にも記した通り“アミダ”によるもの(^^;)

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「絶対あたしが育てるから」という娘の宣言から半年後、毎日散歩に連れ歩くのは母親だったというのは、世の習い(^◇^;)

でも、モモは我が家に「笑いと和らぎ」を与えてくれました。

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とても元気なメスのミニチュア・ダックスフントでしたが、今年の春、少し様子がおかしいので、ずっとお世話になってきたバオ動物病院で診てもらったところ、口腔に腫瘍ができていて、肺にも転移…。

延命治療はせず、その代わり、なるべく苦しまない方法を選びました。

モモが亡くなる一週間前、妻が「酸素ハウス」をレンタルすると、気持ち良さそうに、そこで寝ていました。

が、最後の晩は入れても入れてもそこから出てくるのです。不思議に思った妻が、早朝、様子を見に行くと、普段寝ているリビングのソファーへ自力で這い上がり、そこで息を引き取っていました。

モモは小さい頃からケージで寝ることを好まず、リビングのソファーで寝るようになっていたのですが、最期は一番落ち着く場所に行きたかったんでしょうね。

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翌日、妻と二人で宝塚動物霊園に行き、弔いをお願いしました。

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綺麗な花とともに、紙でこしらえた棺の中に納められたモモの顔は、実に安らかでした☆

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心の籠もった読経を受け、火葬──。

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骨上げを待っている時、どこからともなく二匹の猫が現れ、我々に懐き出したのです。

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一匹はゴロンと横になり、完全に身を任せている様子。

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もう一匹は「我関せず」という体(テイ)で、毛繕いを始めました。

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その体の柔らかいこと!

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あまりの可笑しさに大笑い!

しばし、癒されました(^-^)

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モモにとっての初盆も、いつしか過ぎて──。

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サンケイホールブリーゼでのお盆興行「米朝一門会」も無事終了。

私は15時開演の部に出演。

『青菜』 米輝
『稲荷俥』 吉の丞
『三年目』 米紫
『質屋蔵』 南光
   〈中入〉
『皿屋敷』 米團治
『たちぎれ線香』 文之助

ご来場まことにありがとうございました(^人^)

そうか、今年は父が亡くなってから三度目のお盆か。あっ、モモの感慨に耽った後に、父のことを思いだすとは…落語のネタそのままやなぁ(^◇^;)

ということで、今月の「研鑽の会」では『天王寺詣り』を演じます。

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よろしかったら、お越しあれ☆