2017.11.21 《兵庫県立上郡高等学校での落語鑑賞会》
17日(金)は兵庫県赤穂郡上郡町にある兵庫県立上郡(カミゴオリ)高等学校での落語鑑賞会に出演しました。上郡高校へは三年ぶりの訪問です。
上郡町は兵庫県の西の端。クルマで中国自動車道の吹田インターから山陽自動車道の龍野西インターまで高速を利用し、その後、地道を走って、上郡町まで優に2時間はかかります。兵庫県は広いなぁ。
それでも早めに家を出たため、少し時間に余裕ができ、上郡町を探索することに…。
なんと言っても、まずは千種川の美しさが光ります。あまり来る機会はないのですが、来ると必ず「ええなぁ」「のどかやなぁ」と感嘆詞を連発します。この日もそうでした。
カーナビの地図の「高嶺神社」という名前が気になり、参詣することに。
近くまで来たところ、カーナビには道が出ない! なんで?
ちょうど近くで農作業をされていた二人のおばさまに道を尋ねたところ、「どっちの神社? 里のほう? 山のほう?」と訊き返されたので、「山のほう…」と答えると、「それなら、この道を戻って、ずうっと左のほうよ。ずうっと向こうへ行ったらええ。昔は歩くしかなかったんやけど、今はクルマでも行けますでな」と、ざっくり教えて下さいました。
半信半疑ながら、その言葉を頼りに運転していくと──。
ありました! めっちゃ狭くて急な登山口が。
行けるやろか…。四年前に多賀大社の奥宮へ行った時のような不安が頭に過ぎりながら、曲がりくねった山道をどんどん登坂──。
そして、ついに神社へと到着。
いやぁ、畏れ入りました。急勾配の山頂付近に、高嶺神社は平然と鎮座しているのです。
上郡の鎮守の山であることを実感した次第☆
あとで分かったことですが、里のほうにも高嶺神社があり、山上のお社は奥宮だったのです。
ご祭神は須佐之男命(スサノオノミコト)=牛頭天王(ゴズテンノウ)と、妃にあたる奇稲田姫命(クシイナダヒメノミコト)、姫の父にあたる足那豆乳命(アシナズチノミコト)、姫の母にあたる手那豆乳命(テナズチノミコト)の四柱。
参拝の後──、
清々しい気持ちで上郡高校へと到着。
体育館に全校生徒が集まり、いざ開演──。
「落語の解説」 歌之助 & 團治郎(お囃子…高橋まき & 二乗)
『子ほめ』 二乗
「南京玉すだれ」 米紫
『掛取り』 米團治
高嶺神社に魅了された私は上郡の地名を織り込んで『掛取り』を演じましたが、生徒さんはそこには全く無反応。
アイドルを織り込めば良かったかな…いや、それ以前にこのネタは若者向きではないかも。ちょっと反省。
でも、それをはねのけて余りある笑いを米紫くんが取ってくれました。
上郡高校から頂いた生花。玄関がうんと華やかに↑↑↑
西播磨の上郡──心穏やかになる土地ですね。次はゆっくり伺います(^o^)/