2017.11.26 《「高坐招魂社」建立 in 大阪天満宮》
天満天神繁昌亭ができて、すでに11年が経過──。
寄席は地元の方々のご協力があってこそのもの☆ 天神橋筋商店街の皆様のご尽力に改めて感謝申し上げます。
このほど、大阪天満宮の北側にある星合池(通称:亀の池)の畔に、上方落語協会が発足した1957(昭和32)年以降に他界され上方の落語家の御霊を合祀するお社が建てられました。
その名は「高坐招魂社(コウザショウコンシャ)」。
先月18日(水)、大阪天満宮の寺井種伯(テライ・タネノリ)宮司をはじめとする神職の方々により、鎮座祭が斎行──。大祓いの祝詞で大いに清められました。
高坐招魂社は祖霊社の横に小さく鎮座していますが、目映いばかりの銅板の屋根が印象的☆
「ピカピカの銅板に緑青が葺くようになるまでは、ここに入らんようにしましょな」と、文枝会長に励まされた次第。
さて、天満天神繁昌亭では今月21日(火)から三日間にわたり「戦後復活落語会」が開催。連日、大入の賑わいとなりました。
これは、敗戦から僅か三ヶ月しか経っておらぬ昭和20年11月21日に、焼け残った四天王寺の本坊にて「上方はなしの会」が開かれたことを我々の心に刻み、戦後の上方落語界の復興に力を注がれた先人に敬意を表すべく、戦後70年を迎えた一昨年に始まった落語会なのです。
三年目の今年は“新たなる旅立ち”という副題付きで実施。私は第一夜に出演。米朝の偉業に思いを馳せながら高座を勤めました。
『看板の一』 紫
『野ざらし』 鉄瓶
『二人ぐせ』 福笑
〈中入〉
『茶屋迎い』 かい枝
『稲荷俥』 米團治
『悲しみよ ありがとう』 文枝
沢山のご来場、心より御礼申し上げます_(._.)_
文枝会長曰わく、「我々の先人達を奉るお社ができました。噺家だけでなく、スピーチがうまくなりたい方は高坐招魂社へお詣り下さい」とのこと。
天満天神繁昌亭の楽屋口からすぐの星合池(通称:亀の池)の畔にございます。どうぞ、お立ち寄りを☆
そうそう、27日(月)からは繁昌亭の昼席で「桂米輝 若手噺家グランプリ優勝記念ウィーク」が始まります。
途中の記念口上では私、米輝の心に秘めたる真実を赤裸々に追及する予定。
もちろん、トリは私が勤めます。皆様、こぞって天満天神繁昌亭へお越し下さいませ。