2018.02.19 《メセナ特選落語会「桂米團治の会」in 長野県須坂市》
寒い日が続く今年の冬ですが、還暦を迎えるにあたり、厄払いの意味も込めて、神社仏閣に足繁く参拝している私です。
例えば、奈良県生駒市にある真言律宗大本山の宝山寺。
ご本尊の不動明王、秘仏である歓喜天をはじめ、文殊菩薩や大黒天、水神、福徳大神…と沢山の神仏が習合的に奉られています。
お詣りする度に、大きな力が備わるような気がするのです。
例えば、大阪市住吉区にある摂津一之宮の住吉大社。
毎年秋に落語会を開いていただくようになってから、月詣りを欠かさぬようになりました。
節分は過ぎましたが、今年は2月16日が旧正月。中国では「春節祭」として毎年大いに盛り上がります。
神戸・元町の南京町でも、規模は小さいながら、さまざまなイベントが繰り広げられていました。
長野県須坂市にある須坂市文化会館メセナホールでの「メセナ特選落語会 ── 桂米團治の会」。
豪雪を警戒して、前日の乗り込みにしていただいたという訳です。
名古屋駅で新幹線から在来線の特急しなのに乗り換える際、待ち時間が5分以上あれば、立ち喰いのきしめんを食べてしまうのは、父親譲りの習性。
二乗君とりょうば君、そして三味線の浅野美希さんと粟津美乃理マネージャーとともに長野入りした一行は、長野駅前の東急REIホテルにチェックインするや否や──、
列車移動による旅の疲れを癒すべく、ホテル内の蕎麦処「信州そばと地酒 小木曽製粉所」で乾杯。
数々の郷土料理と、「大信州」「川中島」といった地酒に舌鼓を打ちました。
たまたま川中島店から長野駅前店に移って来られたばかりの米谷尚己店長が結構落語好きの方で、「須坂市に行かれるのなら須坂の地酒を呑んで下さい」と特別に「渓流」を出して下さり、エンジン全開↑↑↑
美味しい蕎麦で仕上げた後──、
さて、翌朝──。
須坂市文化会館メセナホールへはタクシーで移動。
この落語会は「寄席囃子をふんだんに使った上方落語の大ネタをたっぷりと聴く」という触れ込みでの二回シリーズの構成。
前回は昨年の8月に『地獄八景亡者戯』をメインとしたプログラムで上演。
今回は『たちぎれ線香』! 上方独特のお茶屋や置屋が舞台となる噺。しかも、上方落語で唯一の悲恋物語。
噺の終盤に地歌の『雪』が入るのですが、今回、浅野美希さんが情趣たっぷりの演奏をして下さいました。感謝感謝です☆
『子ほめ』 りょうば
『掛取り』 米團治
〈中入〉
『たちぎれ線香』 米團治
沢山のご来場まことにありがとうございました。
帰阪した後──、
家の近所の小料理屋「味むら」に入り、奈良の地酒「春鹿」に酔いしれ、茶そばをすすってから帰宅したことも、どうぞ内緒にしておいて下さいね。