2018.03.20 《「高槻ひる寄席」@ 高槻現代劇場レセプションルーム》
17日(土)、大阪府高槻市の高槻現代劇場レセプションルームにて、米朝一門による「高槻ひる寄席」が開かれ、沢山のお客様とともに楽しいひとときを過ごしました。
かねてより高槻市は文化事業が盛んな街で、落語に関しても高槻市文化振興事業団主催による多種多様な会を開いていただいているのです。
ここ高槻市立文化会館には、市民会館と文化ホールの二つの建物があり、双方を合わせて「高槻現代劇場」と呼んでいるのだとか。大ホール、中ホール、レセプションルーム、集会室…など、目的に応じてうまく使い分けられています。
この日の会場はレセプションルーム。スタッフの皆さんが早くから高座を組んだり椅子を並べたりして下さり、落語会用の設えに様変わり!
「高槻ひる寄席」は二回公演で、どちらも出演順は最初に籤引きで決めるという趣向☆ わいわいと盛り上がってから、落語の始まりです。
一回目はなんと私が「前座」を引き当てました。座布団返したり、名ビラをめくったり…何年ぶり、いや何十年ぶりやろ。
自分の高座が終わっても、私が出る度に、笑いと拍手をいただきました。
【11時の部】
「順番決め」
『桃太郎』 米團治
『親子酒』 そうば
『妻の旅行』 塩鯛
〈中入〉
『看板の一』 ちょうば
『佐々木裁き』 米左
この日は雲ひとつ無い晴天!
二回目までの空き時間を利用して、隣接する野見神社にお詣りしました。
ご祭神は須佐之男命と野見宿禰命。
詳しくは三年前のブログをご覧あれ!
さて、二回目の公演も大いに賑わいました☆
【15時の部】
「順番決め」
『子ほめ』 米左
『餅屋問答』 そうば
『三十石』 ちょうば
〈中入〉
『狸の賽』 米團治
『小間物屋政談』 塩鯛
トリは塩鯛兄さんの独壇場! 大いに盛り上がって、御披楽喜となりました☆☆
ご来場、心より御礼申し上げます。
実は私、12日(月)頃から喉を痛めてしまい、この日はひたすらマイクを頼っての口演となりました。常連のお客様にはいささか違和感を与えたと思います。しかし、不思議と会場全体が温かい空気で包まれ、皆様よく笑って下さったので、めっちゃ助かりました。
お詫びのしるしに、落語の後、ひと指し舞わせていただいた次第。
噺家にとって声はかけがえのない大切なもの! 以後は充分気をつけますので、今後ともご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます☆☆☆