2018.03.22 《「桂米朝一門会」@ 紀伊國屋ホール in 新宿 》
19日(月)、父・米朝の三度目の命日を迎えました。
兵庫県尼崎市武庫之荘の米朝宅の神棚にお供え物をして、門弟の方々のお越しを待っていると、ふらっと円楽さんが入って来られたのです。
「おはようございます…えっ、どうして? わざわざ東京から?」とビックリしていると、「去年、大阪で君にご馳走になった時、“米朝師匠のお墓に行く”と言いながら行けなかっただろ。だから、その代わりに今日ここへ来たの。お参りさせて!」とのこと。「もちろんです。どうぞ、どうぞ」と上がっていただいた次第。
実は、この日は岡山県倉敷市での落語会がおありになり、新幹線で倉敷へ向かう途中、新大阪で一旦降りられ、タクシーで武庫之荘までお越しになったのだとか。めっちゃ義理堅いお兄さんでしょ。『笑点』での「腹黒男」は仮の姿でいらっしゃいます。
この日は、米二・勢朝・米平・米左・団朝・吉弥・吉坊・吉の丞・團治郎…という米朝宅で内弟子修業をしてきた人達が次々と訪れ、思い出話に花を咲かせました。また、米二兄さんの付き人として二豆くんが、そして志代子ねえさん(枝雀夫人)の名代として浅野美希ちゃんが、どちらも初めて米朝宅を訪れたというので、居間や書庫などを案内した次第☆
さて、翌20日(月)は東京・新宿の紀伊國屋ホールでの「桂米朝一門会」───。
紀伊國屋書店ビル4階にある紀伊國屋ホールは、父・米朝が東京で初めての独演会を開いた場所なのです。一昨年、昨年に引き続き、今年も開催。
築54年を迎える老舗のホールは満員のお客様で賑わいました!
『つる』 米輝
『ぜんざい公社』 ちょうば
『佐野山』 南光
〈中入〉
『上燗屋』 ざこば
『はてなの茶碗』 米團治
沢山のご来場、心より御礼申し上げます。
いつもながら、お客様から色々と楽屋見舞いのお品を頂き、感謝の念に絶えません☆
殊に、毎回、同窓生からいただく茨城県水戸市にある「都炉美煎本舗」の、とろ火煎餅は南光兄さんの大のお気に入りなのです。
ところで、ざこば兄さんは、この日の高座も絶好調! とても去年の5月に脳梗塞で倒れた人とは思えぬほどの回復ぶり。私は高座に上がるなり、「ざこばさん、今日の出演者の中で一番元気やなぁ」と呟いてしまいました。
これからも「米朝一門」を宜しくお願いします☆