2021.06.24 《「繁昌亭昼席」の一週間》
新型コロナウイルス騒動による三度目の緊急事態宣言が解除された6月21日(月)から、私は天満天神繁昌亭の昼席に出演しています。
江戸落語の寄席の番組は毎月上席・中席・下席と10日間で区切られていますが、上方は一週間単位で顔ぶれが組まれます。とは言え、早くからほかの仕事が決まっていたりするので、なかなか一週間出突っ張りという訳にはまいりません。都合の悪い日は代演を託して調整するのです。が、今席は様子が違います。代演となるのは、最終日(27日)の私だけ。あとは全て同じメンバーで上演されます。やはり、皆、仕事が減ってしまったのです^^;
でも、その分、毎日の高座にかける思いは倍増しています。感染対策も万全に、皆様のお越しをお待ちしています☆
今席の出番は(出演順に)次の通りです。森乃阿久太、林家市楼、桂米左、寒空はだか(漫談)、露の都、〈中入〉桂文昇、サンデー西村(ヴァイオリン漫談)、桂米團治。
色物のお二人もとても楽しく、寄席らしい雰囲気を醸し出して下さっています。
もちろん、都ねえさんの明るさは言うまでもありません。連日、いろんな変化球で笑いを振り撒いておられます。
ちなみに、27日のトリは小春團治さんが勤めて下さいます。(私は大阪府大東市のサーティホールにまいります)。
ところで、天満天神繁昌亭は2006(平成18)年9月15日に、多くの方々からのご寄付のお蔭で建てられた寄席小屋なのですが、大阪天満宮のご好意により天満宮の土地をお借りして営業しているのです。
天満宮、登竜門
楽屋口の傍の天神さんの北門を入ったところにある白米(しらよね)稲荷社は、狭いながらも風情のある神社ですよ。寄席観覧の前後に御参拝、あるいは参詣のついでに寄席小屋覗きをお願いします。
白米稲荷(研ぎ石)
白米稲荷(神社)