2021.08.15 《お盆に寄せて》

旧暦の7月13日から16日にかけて先祖を供養する仏教行事の盂蘭盆会(うらぼんえ)、いわゆるお盆———。今年は大雨とコロナ騒動に煽られて大変なことになっています。ご先祖様は如何にお思いでございましょうか。

ところで、この時期に追悼行事が連なるのも不思議なことです。偶然なのか、引き合わせの法則なのか……。

今では西暦に倣い、お盆は8月13~16日となりました。その時期に合わすかのように、6日に広島の原爆死没者慰霊祭が行われ、9日には長崎の原爆犠牲者慰霊祭が行われ、15日の戦没者追悼式へと続くのです。

また最近では(と言っても36年前になりますが)JAL123便の高天原山(通称・御巣鷹の尾根)への墜落で亡くなった520人に対する追悼慰霊式が12日に行われています。

これらに共通するのは次の二点。まず、犠牲者は皆、何が何だか分からぬまま、あの世へ旅立ったということ。そしてもう一つは、真相は謎に包まれたままであるということです。

原爆に関しては、大本営は米軍の計画をある程度察知していたであろうけれども黙殺し、投下後も事の重大さをなかなか公表しませんでした。

日航ジャンボ機に至っては全く整合性の無い事故調査報告書を作り、すぐに調査は打ち切り。真実は今なお藪の中。「国家機密を保持するため」に隠し続けるやり方は、まさに大本営の方策と同じです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/日本航空123便墜落事故

しかも、2015年に成立した「特定秘密保護法」により、ますます情報開示の道が遠退きました。36年間も国が遺族からの調査資料の開示に応じない状況は、財務省の赤木ファイル問題とも重なりますね。

私は、己の心を浄化し真実を明らかにすることこそが、先人の御霊の安寧と国家の繁栄に繋がる唯一の道だと思っています。

政府の国際金融財閥に阿る体質が続く限り、「猛暑・大雨・コロナ騒動」は無くならないかもしれません。例えば、新型コロナウイルスにはイベルメクチンという治療薬が存在するにも拘わらず、PCR検査やワクチン接種だけを執拗に推し進める手法など、その典型ではないでしょうか。

これからも、お上は外資優先で国家機密を保持し続けるおつもりかもしれませんが、果たしてどうでしょう。はっきり言って、時代は変わりました。「ピラミッド型の時代」から、人それぞれが幸せを感じながら楽しく生きる「丸型の時代」の到来! 

謂わば、皆が心豊かに暮らしていた江戸時代の発想に回帰するのです。もっと言えば、ある種、縄文時代の感覚に戻るとでも言いましょうか。いや、知らんけどね(^◇^;) 私は「原点回帰」の良さを感じつつ、16日のお盆の行事「京都五山の送り火」に想いを馳せます。