2017.02.20 《第2回「豊後FUNAI芸術祭──古典派」@ コンパルホール in 大分》
18日(土)は大分市のイベントに出演。満員のお客様の中、大いに盛り上がりました(^o^)/
“お囃子組”は舞台チェックの関係で前日入り。ざこば兄さんと私は当日入り。
伊丹空港からANAのプロペラ機で順調に飛行。最近は手荷物検査場でも以前のようにキレることが無くなったざこばさん。嬉しいような淋しいような…(^^;)
そうそう、かつて大分空港から大分市内まで海を走っていたホーバークラフトも無くなってしまい…ちょっと寂しい気分です。
反対側の山並みに目をやると、ここが日本有数の温泉地であることを実感します。
一時間足らずで会場のコンパルホールへと到着。
昨年に引き続き、今年も「宝のまち・豊後FUNAI芸術祭」と銘が打たれた公演への参加です。
豊後国は16世紀半ば、大友宗麟公により日本でいち早く南蛮文化を取り入れた所として知られています。その府内は今も大分市府内町(フナイマチ)として街の中心に位置します。
大分の歴史や文化を街づくりに活かす事業として行われているのが「宝のまち・豊後FUNAI芸術祭」☆
今回は第1部に「清和文楽」と「長濱神楽」があり、第2部が「桂米朝一門会」という贅沢な構成☆☆
清和文楽(セイワブンラク)とは、熊本県上益城郡山都町(カミマシキグン・ヤマトチョウ)に伝わる文楽の一座。まだ山都町が清和村と呼ばれていた嘉永年間に、そこを訪れた淡路人形浄瑠璃の一座から人形を買い求めたことが縁となり、清和文楽が定着したとのこと。
長濱神楽(ナガハマカグラ)とは、大分市内の長濱神社に伝わる豊後流のお神楽。太鼓のバチが短く、テンポの速いのが特徴なのだとか。
この日は清和文楽が『日高川入相花王(ヒダカガワイリアイザクラ)』から「渡し場の段」をダイジェストで、長濱神楽が「八岐大蛇退治(ヤマタノオロチタイジ)」を披露。
どちらも観るのは初めてだったのですが──。
いやぁ、楽しかった! 殊に、長濱神楽の力強さにはビックリ(*@_@*)
私がこれまで観た神楽の中で一番激しく華麗なものでした☆☆☆
訊けば、5月3日に西寒多神社(ササムタジンジャ)で、7月7日には長濱神社で奉納されるとのこと。都合がつけば、是非また観たいと思った次第。
楽屋弁当をいただきつつ、舞台袖からお客のように郷土芸能を楽しんだ後は、演じるほうに回ります(*'▽'*)
第2部の落語会──。
ご陽気なお客様に支えられ、「桂米朝一門会」は前座からよくウケました(^o^)/
『動物園』 そうば
『掛取り』 米團治
『笠碁』 ざこば
沢山のご来場、心より御礼申し上げます(^人^)
考えたら「豊」という言葉は、豊葦原の瑞穂の国や、豊受大御神、豊玉姫など、歴史の中心的存在に使われています。
もっともっと豊の国のことを知りたくなりました。
楽屋口で別府市在住の安部一郎・順子ご夫妻が“出待ち”をしてくれていました(*'▽'*) 小米朝時代の頃からずっと応援して下さっているお二人です。いつかまた、ゆっくりと(^^)/
帰りは、ざこば兄貴だけ翌日の「ざこば円楽二人会」出演のため、羽田へ移動。帰阪組は搭乗時刻まで一時間ほどあったため、空港内の鮨屋「宙」へと入店。
昨年は八方兄さんにご馳走してもらったので、今年は私が皆を歓待(^o^)/\(^o^)
関サバ、関アジをはじめ、高級な海の幸の数々に、そうば・團治郎・高橋まき・粟津美乃理の四人はフライト前の寸暇を充分謳歌しているようでした(*'▽'*)/
滝川マネージャーは、ざこば兄貴付き。おそらく東京で美酒にありついたことでしょう(^◇^;)