2012.07.24 「米朝アンドロイド、あらわる」

23日(月)、大阪のサンケイホールブリーゼで開かれる「米朝一門夏祭り」の記者会見がありました。


8月1日から9日まで行われるこの催し。1~4日と9日にはいろんな形の落語会が開催されるのですが、眼目は何と言っても小ホールで開かれる「桂米朝展」。今年、父・米朝が数えの88歳、すなわち米寿を迎えたことにより企画されたこのイベント──。そこに米朝を模した人間型ロボット、“米朝アンドロイド”が登場するのです。


それが昨日の記者会見の席上で公開されました。これです!

 


息子の私ですら「よう、ここまで似せたな」と思いました。もちろん、動きます。落語も喋ります。


隣でそれを見ていた父は第一声、「気色悪いなぁ…」。けど、しばらくして、「だんだん似てきたなぁ」て、ホンマかいな!?


『猫の忠信』に「俺があいつか、あいつが俺か」という台詞(セリフ)がありますが、まさにその情景が彷彿としてきました。

 


製作主任は大阪大学教授、工学博士の石黒浩さん。かねてより等身大のご自身のロボットを作られ、演出家の平田オリザさんとは“アンドロイド演劇”で世界中に話題を振り撒いておられるロボット界のトップランナーです。


実際、米朝アンドロイドを作るにあたっては、非常に多くの方々の労力を必要としました。その一人、遠藤慎也さんは最初の型を粘土で作る所から携わって来られた方です。私も何度か彼の仕事場におじゃまして、あーだこーだと私見を述べさせていただきました。

  


人間型ロボットの作成には非常にデジタルな部分と、めっちゃアナログな部分の両面が要るんだなということを痛感した次第。

 


御披露目は8月1日です。詳しくは、米朝事務所、もしくはブリーゼアーツのホームページをご覧下さい☆☆☆